むらのわ Vol.1
5年間に渡って発行された「るるぶ東村山」が、名前も新しく「むらのわ」として生まれ変わりました。
私たちが一番大事にしたのは、「東村山のひとのわ」を丁寧に伝えること。その「わ」を次の世代へつないでいくこと。
きっかけは、久米川東小の子どもたちから送られた「東村山すてき発見」特別授業の取材レポートでした。
そこには、きらきら光るまちのストーリーが混じりっ気なしに書かれていて、その原石のような描写が、やみくもに編集することばかり考えていた自分のあたまをガツン!と揺さぶりました。
東村山駅の高架化工事がはじまり、まちの風景がどんどん変化していくなか、今ここに当たり前にある、すてきなものをきちんと残したい。むやみに大きく見せるのではなく、なにげない日常に新鮮な発見があって、そのときめきがとびきり楽しいことを正直に届けたいと思いました。
「るるひが」の名物だった、東村山ラブな方たちに出演してもらう誌面作りは「むらのわ」でも引き継いで(笑)、今回は「味」のある店主や常連の方、買い物好きのママさん、小さな男の子と女の子、むらネコ(!)にいたるまで、100人ほどの顔が元気に映っています。
「むらのわ」はひとの「わ」を重ねていきます。何年か先にレイヤーのように積み重なったその「わ」を見て、ひとりでも多くのひとが、このまちを好きになるきっかけになってくれたら、とてもうれしいです。