結 -次世代につなぐ、白川郷・茅葺き屋根の文化と技術-
世界遺産・岐阜県の白川郷で引き継がれている日本古来の合掌造りを守る人々やストーリーをまとめた一冊。
インタビューや撮影、ライティングは日本ナショナルトラストと「かややね会議」の皆さんが中心に行われ、ハチコク社は編集とデザインを担当しました。
「結」と呼ばれる相互扶助によって茅葺き文化が守られてきた白川村。取材のタイミングで茅の葺き替えがあり訪れた白川郷は、日本人を探すのが難しいほどの外国人観光客で賑わっていました。日本を代表する大観光地になった今、そのなかで暮らしを維持することは並大抵のことではないように感じますが、かつて伝統的な文化が都市部に流出するなかで、自分たちの文化を守ることを決めた白川の人々の思いが今も変わらずあり続けることの重みを感じました。
2019年5月に開催された「国際茅葺き会議(International Thatching Society)」のゲストに向けて配布されたほか、白川村のホームページから購入可能です。